千葉交響楽団にお邪魔させて頂きました🙏
モーツァルト ホルン協奏曲第3番
指揮:山下一史
ホルン:大森啓史
いや〜、まず驚いたのはソリストの大森さんがベルリオーズの1番も吹いていた事です😅
リハーサルの時にビックリして二度見しちゃいましたよ😂
モーツァルトのホルン協奏曲をナチュラルホルンで吹いて、ベルリオーズの幻想を普通のホルンで吹くという、、、
なかなか出来る人いないのではないでしょうか💦
モーツァルトのホルン協奏曲はクラシックに詳しくない人でもどこかで聴いた事があるのでは?という有名曲✨
私は普通のホルンでしか聴いた事なかったので、ナチュラルホルンで聴くのは初‼️
普通のホルンには音程をかえるバルブがついていますが、ナチュラルホルンにはバルブがついていません。
じゃあ、どうやって音程をかえるかというと、吹き込む息の速さやベルの中に右手を入れて、その入れ加減で音程をかえているそうです。
この右手の入れ加減を調節して音程をかえているのが、場合によってはエコーのように聴こえたりして音色が変わるのが面白かったです❣️
モーツァルトがこの協奏曲を作曲した時代は現代のホルンはまだなくて、ナチュラルホルンが使われていたんですね!
普通のホルンよりも柔らかくて音色が豊かな印象を受けました🥰
私はホルンの事は詳しくないので、いつかホルン奏者の方に色々聞いてみたいです✨
5月はドビュッシーに始まり、サン・サーンスやフランクとフランスものが続いてましたが最後はベルリオーズ!
幻想交響曲はベルリオーズが27歳の時に初めて作曲した交響曲です。
原題は「ある芸術家の生涯の出来事、5部の幻想的交響曲」。「恋に深く絶望しアヘンを吸った、豊かな想像力を備えたある芸術家」の物語を音楽で表現したもので、ベルリオーズ自身が失恋して作曲したとされています。
複数のハープが活躍したり、4台のティンパニによる雷鳴の表現、イングリッシュホルンと舞台裏のオーボエとの対話部分があったり、舞台裏で鐘を演奏したり、弦楽器はコル・レーニョ奏法(弓の木の部分を使って音を出す奏法)が指定されてる部分があったりと、バラエティーに富んでいます✨
↑舞台裏の鐘🔔
モニターで指揮者を見ながら演奏します
演奏者も多くないと出来ないし、楽器も多く必要なので、演奏者の中では「お金がないと出来ない曲」という認識もあります😂
ベルリオーズの幻想交響曲を弾いて感じるのは、どんなに明るいフレーズでも根底に不安や暗いものがあるという事です。
とても不安定なものが伝わってきて、弾いてるこっちも意味もなく不安になったりします😅
色々な新しい奏法を用いたり、派手な部分もありながらも、感受性豊かな若者ゆえの暗さみたいなのが私には強く感じられました。
この曲は学生時代に藝祭で初めて演奏しましたが、当時はスコアも見ず、他の楽器が何をやってるかも考えずに目の前の譜面を弾くのに必死だったので、本番めちゃくちゃになった思い出があります😂
今、考えるとスコアも全く見ないなんて、なんて無謀な・・・・😅
今月は偶然にもフランスものが続きましたが、個人的にはフランスは自分自身に縁がある土地だと思っているので勉強出来て嬉しかったし、同じフランスものでも、それぞれ人間性が色濃く表れていて面白かったです😆✨