ヴィオリスト岡さおり’s blog

ヴィオリスト岡さおりのブログです。演奏会情報など♪

ヴェルディのレクイエム

Diamond Concert vol.2に参加させて頂きました✨

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ヴェルディ テ・デウム

ヴェルディ レクイエム

 

指揮:松村努

ソプラノ:小林厚子

メゾソプラノ:中島郁子

テノール:笛田博昭

バリトン:上江隼人

ソプラノ(テ・デウム):斎藤三和子

 

管弦楽:グロリア室内オーケストラ

合唱:Diamond Family

 

2022年10月29日(土)18:00開演

ミューザ川崎シンフォニーホール

 

ヴェルディのレクイエムはイタリアのヴァチカンで演奏した事があったので、それを思い出しました😊

「怒りの日」は有名なので、どこかで聴いた事があるのではないでしょうか??

 

このレクイエムはイタリアの文豪マンゾーニを追悼する為に作曲され、初演はマンゾーニの逝去1年後にサン・マルコ教会でヴェルディが指揮しました。

その時の評価は2つに割れたそうです🙄

熱狂的に支持される一方で、「あまりに世俗的でレクイエムらしくない」という声もあったようですね、、、💦

3大レクイエム(モーツァルトヴェルディフォーレ)を聴き比べてみると分かると思いますが、確かに1番レクイエムっぽくはないかもしれません・・・😅

ヴェルディは「椿姫」「アイーダ」「ナブッコ」など、オペラをたくさん作曲した人なので、彼独特のオペラっぽい華やかさが所々に感じられるのがレクイエムっぽくないと言われてしまうのかもしれませんね〜😅😅

 

でも、このレクイエム、本当に美しいです✨

最後の合唱と歌うソプラノソロの部分は何度聴いても痺れます・・・🥺🥺🥺

美しすぎて聴きながらゾワゾワしちゃいます😅ソプラノ歌手の方、よく歌えるなぁ‼️✨✨

因みに、初演の時のソプラノ歌手ストルツはヴェルディの公然の愛人だったらしいです。

だから見せ場を作ったのでしょうか・・・😅

 

さて、テ・デウムはグレゴリア聖歌をアカペラで歌う所から始まります。

短い曲ですが、結構色々な要素が入っていて、ヴェルディ自身も自分の全てを注ぎ込んだと思っていたのかもしれません。

「自分が死んだら葬儀は質素に、音楽も歌もなく、1本のろうそく、1つの十字架のもとで、そして、テ・デウムの楽譜を棺に入れること」を希望したそうで、実際、その通りにしたそうです。

「オペラ王」の異名を持つ華やかなイメージのヴェルディですが、今回はヴェルディの「死」への思いを感じる演奏会でした💫

 

そして恒例のヴィオラセクションの記念ショット❣️

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楽しいメンバーでした😆💕